経団連の中西会長が「終身雇用」を続けていくのは難しいという旨の発言をしました。
「終身雇用」の終わりについて、個人的に色々考えさせられるので記事にしておきます。
中西会長の発言の意図が「終身雇用制度をとっている限り、日本はさらに上を目指せない。上を目指すために作り変えが必要。」って話なら大賛成です。前向きな変化は大好きなので!
今のルールのままでは、頑張るだけ無駄ですからね。
報道内容
まずは報道内容を確認しましょう。
経団連の中西会長は、企業が今後「終身雇用」を続けていくのは難しいと述べ、雇用システムを変えていく方向性を示した。大学側と経団連が議論した結果を、来週公表する予定。
経団連・中西宏明会長「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので」
経団連の中西会長はこのように述べ、「人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている」との認識を示した。
その上で、これまで日本では、4月の一括採用で入社せずに、あとから非正規で入社した場合、たとえスキルを身につけたとしても正社員に待遇で差をつけられるというケースを示し、そうした雇用システムに疑問を呈した。
経団連と大学側は、個人にとっても企業にとっても、より良い雇用のありかたについて、これまでの議論を22日に報告するという。
引用:http://www.news24.jp/articles/2019/04/19/06429964.html
という内容でした。
「終身雇用」は働いたら負けのルール
10年間のサラリーマン生活により、終身雇用を前提とした給与体系のルールで戦うサラリーマンは「(必死に)働いたら負け!!」ということを理解しました。(遅すぎですね。。。)
「終身雇用」を前提とした給与体系では、能力ではなく肩書で給料が決まります。
肩書とは、企業(入ってもん勝ち)、役職(年齢とともに上がる)の2要素です。入社後に何をしたかはあまり関係がありません。
入社後にやるべきことは、いかに定時内で平均点を取るかです。平均点以上をとっても、給料に大きなインパクトはありません。今は何もしてないけど、今まで長く働いてきたおじさんの方が圧倒的に給料が高いというのが現実なのです。
世界一成功した社会主義国である日本の衰退
学校でならった社会主義が崩壊した理由と同じですね。頑張っても結果が同じなら頑張らないのが人間です。人間は怠けもな動物なので、このルールを採用してきた日本は衰退してきました。(高度成長期は成功モデルとして世界が注目したようですが)
今は、イノベーションと創造的破壊を成長の源泉とする時代です。チャレンジが不可欠の時代に、安定を保証する終身雇用制度は合わないのです。
この現状を打破するために、「終身雇用は守れない」と発言したと期待します。
今やるべきこと
さて、終身雇用が崩壊する気配が漂うサラリーマン界で、私たちがやるべきことはなんでしょうか。
私は、とにかく自分の価値を上げる = 時間単価を上げることだと思っています。
「時間単価」の上げ方は、人それぞれです。
仕事に関する能力を上げて転職するもよし、副業して収入をアップさせるもよし。
私は投資で収入アップを目指します!!
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