投資に関する多くの書籍やネット記事で「投資するなら長期投資をするべきだ」という言葉を目にします。何なら常識ぐらいの勢いですよね。「えっ?短期売買してるのバカだなぁー長期投資するのが常識でしょ!」みたいな。
ここまで、来ると逆のことをしてみたくなる人もいると思います。
「いやいや、自分なら短期投資できますよ!」っといった具合ですね。
私も同じ考えでした。スイングトレード最強という考えで取引をしていました。
結論としては、どっちらがよい!悪い!って話ではないですから、事実を理解して自分が気持ちのよい手法で投資をするのがいいと思います。続けることが大切ですから。
私は10年間の投資歴のなかで、短期と長期どちらの手法も経験してきました。両者の考えを見ていきましょう。
短期派と長期派の考え方
短期派の考え方
- 上昇トレンドであれば長期投資もよいとは思う
- 一方で上下に動く時には波の頂点部分で売って底の方で買わないと利益がでない
- 下降トレンドであることがわかっていて売らない理由がわからない
長期投資派の考え
- いつが頂点でいつが底かなんてわからない
- 頻繁に売買して手数料だけ損をするのだか長期で投資すればよい
- 資本主義なのだから右肩上がりになるでしょ
結論:どっちも間違ってない
いやー、当たり前の結論でつまらないですね。大切なのは、自分がしっくり来る手法、信じて続けられる手法です。正解はないですから。
ただ、それぞれの考え方の特徴を押さえておきましょう。
短期売買の特徴
- 利益を優先した考え方であり、投資家の王道
- 自分がコントロールしているという感覚を持つことができる
- トレンドを把握する力が要求される
- 予想通りになれば、利益は大きい
- 負けを小さく、勝ちを大きくする努力が必要
大勝するには才能か運が必要です。私には、その両方がありませんでした。勝ち続けることができず、負けるときにそれまでの利益をすべて飛ばしてしまうことが多々ありました。
長期売買の特徴
- 再現性が高い
- ぶっちゃけ何も考えなくてよい
- つまらない
短期売買と比べると、再現性が高いです。特別な才能は必要がないので、誰がやっても同じような結果が得られます。だから、多くの書籍やサイトで薦められるんですね。安心して推奨できる手法ということです。
一回買ったら持ち続けるだけですから、やることがないです。やることがないので、つまらないと感じる人もいるでしょう。また、自分がコントロールしているという感覚を持ちにくいです。その結果、売りたい誘惑にかられます。何かしたくなってしまうんですよね。だから、短期売買の方がいいんでは?という考えもわいてくるのですよね。
どちらの手法であっても続けることが大切です。やめるまで負けではないので。
関連記事
長期投資の勧めです。お前もかって!言わないでください。。。
-
米国株投資|株をいつ買うか悩む必要はない。寡黙に毎月買うという決断。
株式投資を始めると、いつ買うのがベストなのかという悩みが生まれます。安く買って高く売るほうが儲かると考え、なんとか安く買って利益を得ようとするからです。 ではいつ買うのがよいのでしょうか。そんな悩める ...
長期VS短期論と同じように、分散VS集中論がありますね。
-
「分散投資は大切です」っで何すればいいの?
投資をはじめると分散投資が大切という言葉を耳にします。なぜ、分散投資が必要なのでしょうか。 それはリスクを減らすためです。 卵を1つのカゴにまとめて運ぶなということですね。 今日は分散の対象について、 ...