前回はインフレ調整後のトータルリターンをご紹介し、株式投資の圧倒的な優位性を確認しました。
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今回はなぜ日本株ではなく米国株なのか?その理由を整理します。
結論はタイトルにある通り!信頼できるからです。私が信頼できると考えている理由は次の理由です。
- 歴史に裏打ちされたリターンの高さ
- 配当の高さ
- 連続増配企業の多さ
歴史に裏打ちされたリターンの高さ
まず一つ目は日本株と比較した際のリターンの高さです。投資をするのですからリターンは高い方がよいに決まっています。
下は日経平均とS&P500の10年間の比較チャートです。(青:S&P500、緑:日経255)
S&P500と日経平均のチャートを見れば、米国株の圧倒的なリターンを確認することができます。米国はリーマンショックの震源ですが既にショックから回復しており歴史上の最高値を更新している状態です。
10年まえに100万円を米国のインデックスであるS&P500に投資した場合は、約167万円になったのに対し(為替変動は無視しています)、日経255に投資した場合は約117と50万円の差が出ているのです。
米国株は歴史的に何度も危機を経験していますが、その度に危機を乗り越え成長を続けて来てた過去があります。
過去に学ぶのであれば、歴史に裏打ちされた米国株に投資するのは当然の選択となるのです。
配当の高さ
2つ目は配当の高さです。といっても、これは微妙な差ですがやはり米国株に軍配があがります。
日経平均の配当利回りは、1.67%。(日経新聞WEBサイトより)
対するS&P500の配当利回りは、1.89%。(S&PをインデックスしているVOOの配当利回り(YahooFinanceより))
連続増配企業の多さ
最後は連続増配企業の多さです。長期投資を行う株主にとって、配当は利益の源泉です。その源泉である配当を何年にもあたり増配してきた企業がアメリカにはたくさんあります。
50年以上増配を続けた米国株銘柄の数は108です。それに対して日本は花王のただ1つです。
インターネットバブルが崩壊しても、テロがあっても、サブプライム危機があっても配当を出し続けかつ増配をしてきた企業の数を見れば、株主に対する姿勢の違いがわかります。株主に利益を還元する文化があり、それを実現する力強さがある。これが米国株の最大の魅力であり、長期投資をする対象としての安心感をもたらします。
1億の資産を形成する道は30年の長い道のりです。30年の長旅の間には確実に暴落という嵐が来ます。この嵐に耐え得る船に乗ることが、自分の資産を守るために必要な選択です。晴れた日に早く進む船ではなく、嵐の時にも沈まずに進み続ける船に乗ることが大切なのです。
どうぞよろしく!!