どうもー投資の力でアーリーリタイアを目指しているミドリムシです。
っといつもの調子で初めて見ましたが、私的にも少し違和感があります。
というのも、2021年の年始から3歳の息子が小児がんと診断され長期入院中だからですね。
久しぶりのブログ更新ですが、今日は保険の話をしてみます。
ミドリムシの保険に対するこれまでの考え方
私は投資と保険は混ぜるな危険ということで、保険の解約をしてきました。いわゆる、貯蓄型の保険ですね。
さらに、私と妻の医療保険も解約をしました。将来、病気になる心配より「今」投資をしたり、「今」家族と美味しいものを食べようという発想からです。
そんな私が小児がん患者の父となって、改めて保険について考えてみました。
子供の医療保険に入っておくべきなのか?という観点についてです。
子を持つ親の皆様、または将来的に家庭を築きたいと思っている皆様の参考になれば幸いです。
結論!子供の医療保険はやっぱり不要
結論としては、子供の医療保険は不要ですね。
理由は次の通りです。
- 子ども医療費助成費制度が充実している
- 小児がん等の特定の重い病気なら国や自治体の助成制度がある
- 差額ベッド代を払う状況にならない
ざっと3点を解説です。
子ども医療費助成費制度が充実している
子供の医療保険不要論の一般的な主張ですね。今回、改めて本制度の有り難みを身を持って実感しました。
当方の自治体では子供の入院費は1日300円です。これはどんなに薬が処方されようが、手術しようが、ICU(集中治療室)で治療をうけようが変わりませんでした。
月の医療費は
300円×31日=9,300円
ということです。
自治体によっては0円ですね。
実はどこに住むかというのは、人生において重要な要素かもしれません。
生まれた土地で一生を過ごすか、学業や仕事に合わせて住む場所を変えるか、はたまた戦略的に住む場所を決めるか。
「自由な人生を歩みたい」と思っている私としては、「住む場所」は一つ大きなテーマです。
国や自治体の助成制度がある
「子ども医療費助成費制度」だけでも、十分に子供の医療保険は不要だといえますがお住まいの自治体と病状によって+@の制度が用意されています。
こちらは自治体の裁量によるところが大きいです。県の制度を同じ病状で同じ内容で申請しても、住んでいる市町村によって判断がことなるのです。
ハマればラッキーぐらいに思うぐらいがいいかと。
いずれにしても、日本の医療制度は充実しており思い病気や怪我を負っても公的機関のサポートが受けられるよい国です。
ここにさらに民間保険を掛けるのは、本当にお金が余っている家庭だけでよいかと。
差額ベッド代を払う状況にならない
最後に子供の医療保険が必要派の主張に使われる「差額ベッド代」に触れておきます。
今回、ミドリムシJrがお世話になっている病院では患者側が自由に「個室」を選択することはできません。
もう少し正確に伝えると一般病棟では個室を選択できますが、小児がんの子供たちがいる「クリーンルーム」という特別なエリアでは医療的な判断により個室が割り当てられます。病院側の判断に委ねられているのです。
つまり、医療保険に入っていないから個室に入れないとか、医療保険に入っていたから個室に入れたということにならないのです。
もっと言うと、生きるか死ぬかの時はICUに入ります。
直近の命の危機を乗り越えた後も集中的な看護が必要な状況なら、ナースステーションに近い個室が割り当てられます。
そして、ある程度回復すると大部屋が割り当てられます。
この一連の流れを経験し、個室は贅沢品だと思いました。
生きているだけで幸せという状況を経験し、さらに個室を望むのはなんと贅沢なことか。「個室がよい」と思えるほど健康なこと自体に感謝しようという発想になりました。
また、少し話がずれましたね。
私たち家族にとっては「個室に入るために保険に入る」というのは全く価値観にあわないというのが結論です。
まとめ
一般的に子どもの医療保険は不要と言われています。それでも、保険屋さんは消費者の心を揺さぶるトークで保険の必要性をアピールしています。
今回、私たち家族が当事者となって改めて保険の必要性を考えた結論は「やっぱり不要」でした。
子育て世代のサポートについて、日本は弱いという議論もありますが医療の側面では充実しているのではないでしょうか。
今の制度の確立に尽力してくれた皆様に感謝です。
ではまた。